幼い頃、電車の一番先頭に乗って、線路を進む景色を見るのが好きでした。
この線路はどこまで続いてるんだろ?
行き先は知っているんだけど、ただ想像するだけでワクワクしていたんです。
今でも同じように空に浮かぶ雲を見ながら、想像することがよくあります。
雲の上にある世界を想像するんです。
雲の上には見たこともない街があって、僕らとは違う人達が住んでいるかもしれない。
この街には大きな城があって、髭がとても長い王様と優しい笑顔のお妃様が住んでいるかもしれない。
そして、お姫様はその街から抜け出したいと願って、異国の王子様が連れ去ってくれるのを毎日夢見ているかもしれない。
ただ、そうやって色んな物語を想い巡らせるんです。
そうしているととても心が躍ります。
今日、大阪へ向かう電車から見た空は我を忘れてしまうほど綺麗で、ただただそんな想像を巡らしていたんです。


